AIに、初めてサイトへ来た人の役をしてもらったらどうだろう。
何のサイトか分かるか。読みたいページにたどり着けるか。内容を理解したうえで、次に何をしようと思うか。
そんなことを考え、自分でも仮想の読者を設定して実験していました。
その後、似たことができる海外のサービスがあると知りました。Mimiqというサービスです。
全部を自分で作らなくても、すでにあるものを使ってみればいい。
今回はMimiqに登録して、5人のAI読者に1NUXを見てもらいました。
このブログを、初めて来た人のつもりで読んでもらう
Mimiqでは、AIによる仮想のユーザーが、実際のブラウザーでサイトを開きます。クリックやスクロールをしながら、指定した課題に取り組み、その途中で考えたことや迷ったところを報告してくれます。
今回は、日本在住の30〜50代で、AIの実験や暮らしの道具、旅行、お金や自由に関心がある人を想定しました。
お願いしたのは、トップページから入り、サイトをひと通り見たうえで、何を扱い、誰に向けたブログなのかを説明してもらうことです。
さらに、気になった記事を一つ読んでもらい、そこから次に読みたい記事を見つけられるかも確認してもらいました。
分かりにくい表現や、操作で迷うところ、読み続けたい理由や離れたくなる理由も挙げてもらいました。
フォーム送信や登録、購入、広告・アフィリエイトリンクのクリックはしないように指定しています。
結果は、5人とも課題を完了。それぞれ10〜20ステップほどで記事を読み、別の記事へ進んでいました。
「お金と自由」や「AIと一緒につくる」から記事が選ばれ、ブログの趣旨も、お金や仕事、暮らし、AIの実体験を通じて時間と自由を増やそうとするものとして理解されていました。
ただ、気になったのは、そこから先の指摘でした。
「そこを指摘するのか!」と思った3つのこと
結果を見た最初の感想は、「そこを指摘するのか!」でした。
私が意外だと思った順に並べると、この3つです。
「応援」ボタンで何が起こるか分からない。
寄付につながるかもしれないけれど、押した後に何が起きるか分からない。不安なので、操作を避けたという反応がありました。
目次が長い。
「AI副業の自動化はどこまでできる?」の記事では、目次の項目が多く、全体像を一目でつかみにくいと指摘されました。
「Wikiトリップ」の意味が分からない。
自分では当たり前に使っている名前ですが、初めて見る人には、何を扱っているのか想像しにくいということでした。
なお、それぞれの指摘を挙げたのは1人ずつです。5人全員が同じことを言ったわけではありません。
中でも、応援ボタンは想定外でした。
1NUXを面白いと思った人に応援してもらえたら、こちらのやる気にもつながります。「いいねボタン」の延長みたいな軽い気持ちで設置していました。
何が起こるか分からないから、不安で押せない。
そこは、まったく考えていませんでした。想定外の想定外です。
今のところ、応援ボタンはそのままでいいと思っています。ただ、自分では出てこなかった見方を知れたのは面白かったです。
知りたかったこととは、ちょっと違うと思った
驚いた一方で、最初は「知りたかったこととは、ちょっと違うな」とも感じました。
私が知りたかったのは、初めて来た人がこのブログを理解できるか。理解しにくいところはどこか。また訪れたいと思うか、といったことです。
そのつもりで結果を見ると、ボタンや目次の話が出てきたので、少し違うところを見ているように感じました。
でも、指摘された内容をよく考えてみると、少し見方が変わりました。
押した後が分からないボタンも、内容が想像できない「Wikiトリップ」も、確かに理解しにくいところです。
そう考えると、知りたかった「理解しにくいところ」は、ちゃんと挙がっていました。しかも、自分が分かりやすさを確認するときとは、全然違うところを見ています。
これはこれで、ありかもしれない。
自分で作っていると、名前の意味も、ボタンの先に何があるかも知っています。その状態で見返しても、気づけないことはあるのだと思いました。
次は、同じ5人にもう一度見てもらいたい
次は、サイトを変更せずに、同じ5人にもう一度見てもらいたいと思っています。
気になるのは、同じ条件で試したときに、同じような指摘が出るかどうかです。
別の人に見てもらえば、気づくところが違うのは自然です。次も同じ5人に見てもらい、最初のテストと同じ観点で指摘が出るのかを確かめたいです。
今後、サイトを修正する前と後で比較するなら、評価にある程度の一貫性がないと困ります。毎回まったく違う指摘が出るようでは、修正によってよくなったのかが分かりません。
まずは何も変えずにもう一度試して、結果を比べてみたいです。
今回使ったのは、無料アカウントでもらった50クレジットのうち25。残りの25で、同じ5人によるテストをもう一度できる表示になっていました。
再テストはこれからです。結果が出たら、また記事にしたいと思います。
AIが何に気づくのかを、試してみる
今回の結果だけで、実際の読者にも分かりやすいブログだと判断できたわけではありません。
5人ともPCでの閲覧だったので、スマホでの使いやすさは未確認です。また、Mimiqの表示では、想定した読者像への一致が確認されたのは2人。残り3人は、近い属性か、一致未確認という扱いでした。
課題を完了したことと、また読みに来てくれることも違います。今回は実在する読者の行動や再訪問を測ったものではありません。
それでも、自分では気にしていなかったところを指摘されたのは面白かったです。
AIが、自分では気づかなかったことを見つけてくれるのか。自分のサイトを見せたら、何が出てくるのか。
そこが気になる人は、一度試してみてもいいと思います。
改善前後の比較にどこまで使えるかは、同じ条件でもう一度試してから判断したいと思います。また気になったことが一つ増えました。
設定手順や結果の見方は、Mimiqの使い方にまとめました。

